
| About me | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
20年以上前、ある1枚の額装写真を頂いた。裏面に張られた作者の名前は「前田真三」。この時、私は前田氏の名前を初めて知った。以来、そこに写し止められた「1本の木がある風景」が、ずっと気になっていた。あとで分かったことではあるが、そこに写っていた場所は、ほかならぬ「哲学の木」であった。 1988年の10月のこと。北海道を旅する機会に恵まれ、ガイドブックで行き先を練っていた。色々と調べているうちに、前田真三氏の写真ギャラリー「拓真館」が美瑛町にあることを知った。地図を頼りにようやく現地に到着。当時は開設されて間もないこともあって、今ほどの入館者はなく、静かで、ゆったりとした時間が流れていた。 拓真館には、とても日本とは思えないような美しい風景を写し止めた作品が多数飾られ、時間の経つのを忘れて見入った事を覚えている。私が「美瑛病」に感染した瞬間だった。 拓真館の周囲には写真そのままの風景が広がっている。丘の魅力は、何度行っても違う風景に出会えること。畑に植えられる作物が季節ごとに、そして年ごとに変わるため、同じ場所から見ても景色が毎年変わる。 ただ、近年は作業効率の向上のために、農地である丘をなだらかにする改良工事が進んでいるほか、道路や観光のための施設が整備され、徐々に撮影がしにくくなっているというのも事実。そして、農業を取り巻く環境は厳しくなる一方で、耕作されずに荒れたままの農地を数多く目にするようにもなった。さらには、携帯電話の基地局がファインダーに入ることも多くなった。 丘の風景は昔と比べ、色々な意味でずいぶん様変わりした。「ここは来年撮れないかも」と思いながらシャッターを切ることも多い。これも、今の美瑛の現実だ。掲載している作品の中には、すでに同じアングルからは狙えない場所もある。「心に感じる風景がある限り撮り続けたい」そんな思いから、丘に通い続けている。 |
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| 主な使用機材など | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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